私の所属する自治体では、3月27日に人事異動が発表されました。
50名程度が所属する私の課では、毎年数名の人事異動があり、繁忙期と重なって、この時期は必ずバタバタします(苦笑)
そう、桜が咲き始める年度末のこの季節は、公務員がソワソワ、バタバタする時期なのです。
今日は、今回の人事異動で個人的に考えたことがあるので、書いていこうと思います。
私は現在、一日4時間55分(9:35~15:30を選択)の育児短時間勤務を取得しています。
実家が遠方で、近隣に家事育児の援助をお願いできる親族のいない我が家にとっては、とても有難い勤務形態です。
毎日15:30に退庁しても責められたことは一度もなく、本当に恵まれた環境だなと、心から感謝しています。
しかし今回の人事異動に関して、ある方からこんな言葉をいただいたのです。
「時短勤務じゃ異動させられないよね。」と。
このお言葉に、ハッとしました。
どんなに一生懸命頑張って単位時間当たりの生産性を上げたところで、
どんなに一生懸命頑張って係全体の効率が上がるよう配慮したところで、
「時短勤務」である限り、異動させられる部署は限定されてしまう、という現実。
時短勤務であっても、人事異動における職員数としては「1人」と計算されるため、勤務時間が短い分のしわ寄せは、同じ職場の同僚の皆様に負担がかかってしまう、という現実。
残業してでも処理しなければならないような、期限が迫っている仕事を任せてもらえない、という現実。
これらの現実を前にしたとき、働きたい気持ちと、家事育児の分担の現状に、
「このままでよいのだろうか」という疑問が浮かんできました。
本当は、もっと、働きたい。
でも私がフルタイムで勤務してしまうと、我が家が崩壊してしまう。。。
会社で重要な仕事を任され、働き盛りの夫。
一方で、福利厚生に恵まれた公務員である私。
「結婚したら家庭を一番大切にしよう。」そう決めて公務員に転職し、
「うちの中に男は二人いらない。」という夫の意見に、「そうだね。」と同意していた私。。。
家庭の事情は、ある。
けれど、職場の事情も、十分に理解できる。
フルタイムで勤務している女性の職員さんは、みな実家が近く、保育園の送り迎えや毎日の食事をご両親に援助してもらっている場合がほとんどです。
皆さん口をそろえて、「実家に助けてもらえないと無理だった。」とおっしゃいます。
それが事実だとすれば、私のように実家が遠方で、家事育児の援助が得られない職員は、はなから「仕事で成果を残す」ことは諦めるべきなのでしょうか?
テレワークが導入されれば、子ども達を寝かしつけたあと、このブログを書いているような時間帯に仕事をできるのに…
と、一人の母として、働き方改革もとても気になっています。
つらつらとまとまりのない文章になってしまいましたが、まずは夫に、
「私、もう少し働きたい。」
と伝えることからはじめてみようと思います(汗)
家庭も仕事も、両方大切にすることは、不可能なのでしょうか?
みなさんは、どうお考えですか?
お読みいただき、ありがとうございました。
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