数年前、㈱キッズラインを経営されている経沢香保子さんの講演会を拝聴したことがあります。
今日は、そのときに書いたブログをリライトしたいと思います。
実は、講演会を拝聴してモヤっとしたことがありました。
それは、経沢さんのされているベビーシッタービジネスについて。
ベビーシッターは日本ではあまり馴染みがありませんが、日本よりも女性の社会進出が進んでいる欧米諸国ではごく一般に普及しているサービスです。
「これは便利だ〜」と思い、講演会当日のFacebookに、私はこんな投稿をあげていました。
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経沢さんは、女性の社会進出の必要性を強く感じ「ベビーシッターの文化を日本に!」を理念にキッズラインを経営されている方。
1時間1000円〜、子どもの急な発熱時に当日でもスマホから簡単にベビーシッターを依頼できる点、保育士の低賃金に対する課題意識から利用料金が通常の保育士の時給よりも高く設定されている点、評価の見える化により保育士のやりがいを感じやすくしている点、など利用者にも保育士にも双方にメリットのある仕組みに感服しました。
本当にこんなサービスが広まったら、「子どもが発熱したので休みます…」と職場に言わなくてよいし「子育て中だから責任のある仕事を任せられない」の声も少なくなるだろう。
姫路市でベビーシッターさんが登録されたら、私もお願いしたいくらい!と思いました。
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ただ一方で、自分の中でしっくり来ていないような、そんなモヤモヤが残りました。
モヤモヤの正体は、
「子どもが体調不良の時、ベビーシッターさんにお願いしてまで、私は仕事に行くことを選ぶだろうか?」
という自分に対する問い。
これは、自分の代わりがきく仕事なのかどうか、に関わってくるかと思います。
現在の仕事は、有難いことに、私でなければならない仕事はほとんどありません。 (2017年当時)
私が対応していたお客様に関しては、他の職員さんにも対応していただけるようにメモを残していますので、今回のように急な体調不良が起こっても、業務には支障ない場合がほとんどです。
で、ここからが私の本音。
「子どもが発熱した時くらい、側にいてあげたいなぁ。」
正直、今回の看病を通してそう思いました。
「しんどそうな子どもを知らないベビーシッターさんに預けて仕事へ行く」
そんなことできないんじゃないかと思いました。
ただこれが、知らないベビーシッターさんじゃなくて、夫だったらどうか?
⇒預けて仕事に行くと思う。
では、実家の母ならどうか?
⇒緊急性の高い業務があれば、仕事に行くと思う。
それでは、仲良しのママ友ならどうか?
⇒子どもが懐いていて、どうしても自分しかできない緊急性の高い業務であれば、仕事に行くと思う。
最後に、子どもが懐いているベビーシッターさんなら?
⇒仲良しのママ友と同じ。
ということは、私の中での子どもを預けるか否かの判断基準は、この2点ということになります。
①子どもが懐いていること
②自分でないと処理できない緊急性の高い業務であること
当初は「体調不良の子どもを預けてまで仕事なんて!」と思っていたけれど、整理してみると、「体調不良の子どもを預けて仕事に行く日もあるかもしれないな。」と思いました。
ここから先は当事者になってみないとわからないので、今日のところは、 「子どもが発熱した時くらい、側にいてあげたい。けれどもしかしたら、仕事を優先する日もあるかもしれない。」 としておきます。
(2017年12月4日執筆)
実はこの記事を書いた数か月後、実際に上記の問いを突き付けられる出来事がありました。
子どもが年長と年少になった現在では、体調不良のときは、
(1)私がお休みをもらう
(2)私に緊急の高い業務がある場合には、夫に休んでもらう
この二択でなんとか乗り切れています。
思い返してみると、感染症などにかかりやすかった3歳頃までと比べて、お休みをいただく頻度は確実に減ってきました。
その頃お世話になった部署に、改めて感謝したいと思いますm(_ _)m
働く女性にとって、選択肢をたくさん持っておけることは(精神面でも)有難いこと。
ベビーシッター、日本でも広まって、必要とするママに届きますように^^
お読みいただきありがとうございました。
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