邑南町レポ、第二弾。
今回は、今年3月末で邑南町を退職され、4月から株式会社Local Governance を立ち上げた寺本英仁さんについてです。
寺本さんは、第一弾レポートのとおり、邑南町在職時に「A級グルメ」の仕掛け人としてご活躍され、2016年に地域おこしのトップランナーとしてNHK「プロフェッショナル仕事の流儀」に出演。
その他ウェブメディア等へ多数出演され、島根県出身の私でも一瞬迷ってしまった難読漢字「邑南町(おおなんちょう)」の名前を全国区に広められました。
きっと頭の回転が速い方なんだろうな、と思っていたのですが、実際にお会いしてみると、想像以上に素敵な方でした。
寺本さんは、9歳の時に骨肉腫を患い、自宅から車で4時間以上かかる大病院に1か月程度入院されていたそうです。
当時は手術をしてみないと良性か悪性か判断することができず、自分も病棟の大部屋で仲良くなった“お友達”と同じのようになるのだと、信じて疑わなかったそうです。
一人、また一人と“お友達”が減り
生きること
死ぬこと
について真剣に向き合う中で
—–
「生きたい」と言っていた友達は皆死んでいった。
人間、いつ死ぬかなんてわからない。
生死すら、所詮自分の希望なんて叶わないなら
毎日楽しく、自分の価値観を大切に生きよう。
—–
と強く思われたとのこと。
そのため、寺本さんは、ご自身の「今」を大切にされていて、キラキラした少年のような瞳にグッと心を掴まれました。
そして、ご家族をとても大切にされていて
寺本さんのお父様は、将来のブランド牛を育てる肥育農家についてご説明くださり、寺本さんのお母様は、宿泊した次の日の朝食を作ってくださいました。
お二人のお話を伺う中で、ご子息に対する愛情が垣間見え、とてもあたたかい気持ちになりました。
また、観光協会から分社化し、ソーシャルビジネスを展開している一般社団法人地域商社ビレッジプライド邑南の大屋さんと川久保さんに邑南町内をご案内いただき、その郷土愛と人徳を感じました。
表題の「あなたの心は、晴れ、くもり、雨?」は、寺本さんが講師をされるときに受講者の方に問いかけられている言葉だそうです。(すみません、お母様から伺いました。)
その心は、「公務員が幸せでないと、地域を幸せにすることはできない」という意味だそうです。
私も、家族のためにも、地域のためにも、まず自分を幸せにして過ごそうと改めて決心しました。
邑南町レポ、番外編として第三弾まで続きます。
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