高砂市・石本玲子さんにお誘いいただき、木下 斉さんが講師の「世界の稼ぐ公共空間が魅力あるまちを作る理由(第48回狂犬ツアー@姫路)」に参加しました。
これまで木下さんの御著書を拝読したことはあったのですが対面でのイベント参加は初めてでした。
まず感想を言うと…衝撃の内容でした!笑
以下、メモの一部を共有させていただきます。
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「稼ぐ」ことが一番大事
所得が生まれなければ税収が上がらない
公共空間を“誰に”使ってもらうのか
今まで使ってきた人に使ってもらっても意味がない
地域の収入状況と何にお金を使っているかを分析して市場適合を検討する
データをきちんと分析する
国の補助金活用=全国同じようなものができる
地域の資本でやらなければ回らない
田畑でどんなものを育てるか=まちなかでどんなビルを建てるか
全く一緒、つまり逆算
地域内資本循環の仕組みを考える
どこの都市圏に所属しているかが重要
播磨地域は、真ん中に核(姫路市)がある
周辺都市は衛星都市として生き残っていける可能性がある
核が潰れると非常に厳しい
周辺都市は核でできないことでポジションをとればいい
都市圏内で競争してる場合じゃない
都市圏外と戦わなければならない
公民が意思疎通をとって一緒に進めていく必要性がある
ただし前提として都市経営があり、その先に活用を考える
マーケットを分析しないといけない
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自治体の規模に関係なく、まず「稼ぐ」ことが大事
木下さんのお言葉に、背筋がピンと伸びるようでした。
社会課題が多様化する中で、自治体は各々の部署でさまざまな業務を担っており、入庁後三か所の部署を経験してきました。
しかし、お恥ずかしい話ですが、姫路市の経済循環の仕組みについてこれまで真剣に考えたことはありませんでした。
これがいわゆる「公務員脳」というやつなのだと、大変反省いたしました。
民間企業から転職して12年。
そういえば当時の営業部長から「金勘定」について口酸っぱく諭していただいていたことを、懐かしく思い出しました。
この「稼ぐ」視点は、先日訪れた島根県邑南町にも今春訪れた島根県海士町にも共通するものであり、まちおこしが成功している自治体の根底にある共通の危機感に気づくことができました。
今年に入り、視察旅行やイベント参加等で勉強しながら、姫路市に足りないものを私なりに考え続けてきたのですが、姫路市の課題はここにあるのだと痛感いたしました。
さて、視察に行ったのにアウトプットできていなかった島根県海士町のレポについて、vol.2に続きます。
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